【産前産後10の重要課題2023】が発表されました

産前産後10の重要課題2023

9月に「産前産後の課題に関するアンケート」を実施した際にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

10月10日(産後リカバリーの日)に開催された『産後リカバリープロジェクト第1回シンポジウム』で「産前産後10の重要課題2023」が発表されましたので、ご報告させて頂きます。

<産前産後10の重要課題2023>
1.妊娠中と比べて産後の情報が少ない
2.「休めない」意識は産後1.5倍に
3.回復が十分でないまま社会復帰せざるを得ない
4.産後の体のケアの満足度が低い
5.核家族・一人親世帯などで頼れる人が少ない
6.妊婦歯科健診の受診率は3割
7.今や5人に一人の帝王切開出産。心のケアへの理解不足
8.パパ育休へのモヤモヤ
9.男性の産後うつが見過ごされている
10.産後リカバリーは産前から始まっているという事実

各課題に関する詳細は「産前産後10の重要課題2023」をご覧ください。

産後にはリカバリー期がある

10月10日のシンポジウムにはサポート会員として柳井も参加しました。

シンポジウムにご登壇された千葉工業大学 創造工学部 教育センター 助教の野村由実先生のお話しの中で足の筋肉(筋力かもしれません)が妊娠中のレベルに戻るまで平均で6か月かかるという調査結果があるということでした。

特に問題がなければ、産後は1か月健診が終わると、もう医療機関を受診する必要はありません。

そして医師には、もうお風呂も入っていいし外出もしていいし、いつも通りの生活に戻っていいですよ、と言われます。

そのため、1か月経つと体が元通りに戻っていると思われがちですが、実際は回復するまでにもっと時間がかかる。(これはスマイルベビーのプレパパママクラスの参加者には必ず伝えています。)

妊娠出産は病気ではないけれども、女性の体にかかる負荷は大きい。

それに加え、出産後すぐに育児がスタートするため、自分の体の回復に専念することはありません。

回復どころか、ほとんどのママが自分の体は二の次、三の次で頑張っている。

 

でも、産後のママは、一か月健診が終わったから大丈夫、里帰り先から戻ってきたから元通り、ではないんですよね。

 

私(柳井)は、「産後リカバリー」という概念が広く知られ、

産後のママが自分の心と体をいたわることができ、

支える家族や周囲の方、社会がお母さん自身の疲労にも目を向け、

「妊娠から出産までと同じくらいの産後期間、心と体のリカバリーも大切にする」というのが「普通」になることを願っています。

 

 

 

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